ウーフやヘルペックスを通して旅をしていると所自分達のペースで生活をしている人達に出会う事があります。つい先日まで滞在していたセラミックアーティストのホストはオルタナライフを目指し、時間に捕らわれず、誰の指図も受けずに自分達らしい生き方を追求されていました。

朝は時間をかけてゆっくり朝食の準備をして、ぽかぽか陽光が降り注ぐ中veranda(日本での縁側にあたる部分)で朝食を摂り、たわいもない事をおしゃべりし、挽きたて淹れたてコーヒーをすすりながら、「さぁそろそろ働くか」と言う時点でもう11時を過ぎていた事もよくありました。

仕事自体は冬が近づいていた事もあって薪割りだとか、あと排水パイプ設置の為にtrench digging(溝掘り)のような肉体労働系を主にやりましたが全て自分のペースでやらせてもらいマイペースでいいから仕事をやり遂げる事を第一の目的に仕事をさせてもらいました。

仕事を終えて昼食を取るのが大体3時4時ぐらいでしたが、晴れてる限りは必ず外にテーブルと椅子を設置して食事を取っていたので、これがもう滅茶苦茶気持ち良く。

全体的に食事が美味しかったのは天気が良い外で摂っていたのも影響しているんのでしょうが、もう一つこの家には自作の竈(かまど)鉄板がありました。竈ではピザやパンを焼いたり、時には骨付きチキンを竈の中でじっくり焼き上げたりしてました。鉄板ではチャパティと呼ばれるパンを焼いたり野菜を炒めたり、鉄板を外して煮込み料理を作ったりして、時間はかかるんですけどなるべく不自然なものが入り込まないように配慮してたんですね。

ホストマザー(以下Nannaという)は料理も上手でしたが料理が出来上がるまでのプロセスや食材にも気を使ってましたので電子レンジはこの家になかったですし、コーヒーはインスタントなんて絶対使わずに毎回豆を挽いてましたし、野菜は自分達で育てたものを使用してましたし、小麦粉やら醤油とか調味料なんかもオーガニック由来のものを使ってました。

物欲のほとんどないスローライフを実践してたらもう「ご飯が美味いだけで幸せ」なんていう境地になります。

元々物欲がそんなにあったわけではないですが、ここでの生活を通して必要最低限のものが手に入って楽しく気の合う仲間とおしゃべりして好きな本を読んで、時間があれば釣りに出かけて誰にも指図されず時間に捕らわれない生活をしてたら他に何も必要なものはない気分になります。

あとこの家にはオーストラリアには珍しくサウナがありました。
タスマニアは日中太陽が出ている時は半袖でも過ごせるのですが、一旦陽が沈むと劇的に寒くなりますので、特に冷え込みが予想される夜や汗だくになって働いた日なんかはこのサウナに入ってはサウナ後のビールがこの上なく美味くて寝付きもよかったです。心も体もポカポカになって眠れる夜は何よりも最高でした。



敷地内で取れたリンゴ。黄色いのはGolden Deliciousという種のもので一番のお気に入りでしたP_20150502_132012

この場所を離れる前夜の最後の晩餐。奥の黒いものは自分が巻いた寿司ロール。一緒に作っていたオージーから寿司の正しい巻き方を教わる笑
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よく出かけた釣りスポット。ちょうどdusk(夕暮れ時)で水面に夕陽が反射して鏡みたいになっていたのが印象的
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Nannaによる陶磁器作品の一部
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敷地内から見える景色。これもちょうどdusk(夕暮れ)時
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