前回記したように滞在していたHuon Bush Retreatでプロモ用にCMとWeb用の撮影があった。お伝えした通り私もcrazy Japanese tourist(一眼レフカメラで写真を撮る典型的な日本人という設定)として後ろ姿だけではあるが出演する事になった。
撮影は12時からだったが撮影クルーが40分程遅れた。何故かモデルさんは10時から入っておりPaulと出演するもう一人の従業員と供にクルーがくるまでリハーサルをした。
以下リハーサルの様子
ようやくクルーが到着
そしていよいよ撮影が始まった
このカメラ前にいる男女であるが地元タスマニアでは有名なラジオパーソナリティーのKylie と Daveである。私は当然ながら誰だか知らずに言葉を交わしたが人当たりのよさや如才のなさはさすがだと感じた。
今回のプロモ撮影はこのHuon Bush RetreatだけでなくHuonville一帯にある観光業者20箇所が共同で参加しており、彼らKylie と Daveはそれぞれの場所でプロモ撮影をするらしい。でもって今回はラジオからテレビへ進出する為の足掛かりなんだという完全なるプチ情報をPaulが撮影終了後に教えてくれた。
彼らの撮影が終わるといよいよ私の出番である。といってもカメラで写真を撮っている様をすればいいだけなので大した仕事ではない。スタッフの一人が私に向かってこの出演をきっかけに映画出演もあるかもよなんて茶化したのは言うまでもない。
私と一緒に出演しているのはオージーのモデルさんである。私が日本から来たと言うと日本に観光しに行った事がありえらく好印象を抱いたそうだ。人々も礼儀正しかったと褒めちぎってもらえた。
毎回思うが旅行に行ってその国が好きになるかどうかは人の要素が大きいと思う。
いくら総理大臣が外遊してお金をばら撒いて良い事を言ったとしても日本を好きにはなってくれない。やはり自分のような一日本人がそれぞれナイスに振る舞って日本の印象を良くしている部分が大きいと思う。
私も日本の一スポークスマンとしてどれぐらい貢献できているかは分からないが日本を好いてくれる人に出会うと嬉しくなるし日本の事についてはまだまだ勉強不足ではあるが答えられるようにしておく必要がある。
その他デックでの朝食風景の撮影
撮影に使われた朝食セット
屋外風呂での撮影
この撮影の後ワラビーの撮影をして全ての撮影が終わり合計で約2.5時間程で終了した。
日本でこの種の撮影に立ち会った事がないので比較できないが、こちらでは演者からクライアントからクルーから全ての人間が意見を出し合い撮影を進めていたのが印象的だった。
クライアントであるPaulも良いものを作る為に積極的に意見を出していたしオージーのモデルさ
んも自分の意見を撮影クルーにぶつけたりしていて平等な関係でもって物事が進んでいる印象だった。
誰か一人が偉ぶるわけでもなくちょい役の私にも気を遣ってくれたりと立ち位置に上下の差はあまり見られなかった。
CMは明日3月1日から一ヶ月間、Huonville一帯にある異なる観光業を営む事業者20箇所それぞれに関するCMが流れる事になる。
southernX channel(6ch)の毎夜18時台のニュース時間中にCMが流れるようだ。
Web用は同じくSouthernX TVのWebsiteにてご覧頂けるらしい(2月28日時点)。
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