TOEICで900点近く取った後にオーストラリアへ再び行ってみた


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オーストラリア滞在の2年目が終了しまして現在はニュージランドへ来ております。
2年も英語圏にいたら英語に関して思う事がありますので実際に生活してみて感じた英語に対する自分の意見をあれこれ。




まったく役に立たないTOEIC


最初1年間オーストラリアに滞在した後に日本に帰ってTOEICを受験しましたら880点と900近いスコアを取りまして拍子抜けするくらい簡単に取れた印象があります。

まずリスニングなんかは本場のプロ(ネイティブあるいは英語が上手な移民)の会話を旅してる間ずっと聞いてるわけですし、そのプロもお手上げのアイリッシュ(アイルランド人)の会話もBGMのように聞いてればTOEICのリスニング問題なんか小学生の宿題レベルに感じました。

ラウンドという旅をずっとしてた人(もしくは留学なりして本場の英語にずっと触れてきた人)にとってはtoeicのリスニング問題はボールが止まって見えるではないですが、ものすごくゆっくり聞こえてくるので「もっと早く喋れ」とやや苛ついてしまうぐらいだったりします。 

文法やら単語は独学やら語学学校を通じてみっちりやってたのでこれも小学生の宿題レベルに感じました。

TOEIC受験後の昨年11月にオーストラリアに戻ってきたわけなのですがTOEICで900点近く取ったからといっても一旦現場に出たらまた惨めな思いをしました。鼻がへし折られるほど自信満々だったわけじゃないので落ち込むのは目に見えてましたがやはり現場のネイティブ英語に立ち向かうにはTOEICは役に立たないと思います。




英語はできるようになるまでやる。その後は自分の世界を拡げたり人間関係を豊かにする為のツールでしかない


そんなTOEICの事は脇に置いといて英語はオーストラリアだとかNZだとかの英語圏で生き続けてる限り一生もんの課題となるのは目に見えてます。

特に自分はウーフやらヘルペックスやらでネイティブの人だとかと絡む機会が多かったからというのもあるかもしれませんが英語力は圧倒的に足りてないのを常々痛感してました。

もう悲しいぐらいに力不足。10何軒も回れば仕事面ではある程度知ってる単語やら表現も繰り返し出てきますので問題なくなってきますがその後に待ちうけていたのは日常会話というエベレスト級の壁がそこには立ちはだかっておりました。

だから途中からTOEICの為とか就活の為のお飾り用のかくし芸的な英語力ではなく本当に必要なレベルまでやらないとダメ、数字に囚われることなく英語は本当にできるようになるまでやらないといけない。そして何よりそれによって自分の周りの世界を豊かにできなければ意味が無いと。

英語というのか言語に関しては日本の受験みたく点数がよけりゃそれでいいという世界観でないというのはこの2年で骨の髄まで刷り込まれました。

友達を作るにしても恋人を作るにしても近所のおじさんと世間話をするにしても車で事故って保険会社にお金を請求するにしても誰かとケンカするにしても英語なんかできて当たり前。そこから先は自分というフィルターを通して生成された英語というツールで人間関係を豊かにしたり、生きていく上での最低限必要なツールでしかないと。

その辺りこの2年の滞在、特に同じ釜の飯を喰って膝を突き合わせて深い話しをする機会が多いウーフなをやってたり、あちこち旅をしてたら否が応でも思い知らされました。

なのでTOEICで点数を取る事に熱を入れている人は、まず英語で打ちのめされる現場を経験する事ができれば多分TOEICを受けようと思わないと思います。
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